こんにちは、アヤカルです。
今年6月からカナダへ留学するのですが、
昨年夏にガンの手術をしたので、ずっと既往症も補償してくれる保険を探していました。
まずは日本の留学保険から探してみたのですが、既往症があると入ることすらできないプランがほとんどで、加入できたとしても1年以上の留学では既往症は補償対象外となっていました。

ということで海外の保険も探した結果、既往症も補償してくれて、おまけにリーズナブルな保険が見つかりました!
既往症も補償してくれる保険は
International Student Health Insurance
アメリカの保険で、世界中の留学生が加入できる学生用健康保険です。
International Student Health Insurance
全部英語ですが、webの翻訳機能を使うとまあまあ理解できます。便利な時代!
この保険は旦那さんのお母さんの「保険に詳しいアメリカ在住の」お友達から教えていただきました。
ちなみに…
日本の留学保険を扱う代理店や、留学エージェントに聞いてみても、
既往症の症状までカバーしてくれる保険はわからないと言われました。
Googleで「既往症 留学 保険」と検索しても
出てきませんでした!
日本語で得られる情報の限界を痛感しつつ、人の繋がりに感謝をして保険を読み解いていきますよっと!
加入要件は?
加入要件は、アメリカへ留学する場合はF1,J1ビザを持っていればOKとのことです。
私のようにアメリカ以外の国へ留学する場合は、
- フルタイムの学生であること、または
- 研究期間に所属し、週に30時間以上研究をする研究者であること
という要件があります。
私の場合、Co-opプログラムという就労体験も含まれたコースを受けるため、
1年目は学校へ通うので問題なさそうですが、2年目はインターンシップとなるので職場へ通うことになります。
加入できるかわからなかったので問い合わせてみたところ、「学生ビザがカバーしている期間は保険に加入できる」とのことでした。
どのプランがいいんだろう?
International Student Health Insuranceでは4つのプランが用意されています。
その中で、私はもっとも補償の手厚い「Elite」プランにしました。
補償内容については細かく定められていますが、私が特に注目したのは下記の4点。
Eliteプランの中身
最大補償額 | 保険期間中の補償額 $1,000,000 怪我・病気ごとの補償額 $500,000 |
ディダクティブル(病気・怪我ごと) | $25 |
既往症の補償が開始されるまでの待機期間 | 半年間。その間は急性発症のみ$25,000まで補償。半年経過後は他の疾病と同様の補償 |
損害賠償責任保険 | $250,000 |
一つ一つ見ていきましょう!
最大補償額
期間全体に対する額と、怪我・病気ごとに対する額との2段構えとなっています。
上記のEliteプランの場合、一つの病気、怪我に対する補償は$500,000までなので、
例えば病気にかかって通院する場合、$500,000までは保険で支払われ、同じ病気でそれ以上かかった場合は自己負担となります。
その後、別の病気や怪我で医療費がかかった場合は、今までで支払われた医療費の合計が$1,000,000になるまで補償してもらえます。
また、この補償された医療費は1年ごとにリセットされません。
私の場合2年間加入するので、2年間の累計最大補償金額が上記のとおり、ということになります。
まぁ、$1,000,000といったら1億円以上となるので、補償額めいいっぱい使うことはないでしょうが…w
ディダクティブル(deductible)
自分で負担する必要のある医療費のことです。
耳慣れない用語ですが、アメリカの保険では一般的なもののようです。
このディダクティブル(自己負担額)を超えた分が保険で支払われます。
上のプランの場合、医療費が$25以下だった場合は全額自己負担となり、$26になったら1ドル保険がおりる、という感じです。
保険料の低いプランでは高額に設定されています。
おそらくこれを設定することによって被保険者が無闇に病院へ行くことを防ぎ、保険会社が負担する医療費を抑えることができるのだと思います。だから既往症も補償できるのかもしれませんね。
既往症の補償が開始されるまでの待機期間
これが1番の注目ポイントです。私が選んだEliteプランでは、半年間の待機期間となっており、半年経過後は、既往症も他の病気や怪我と同様の補償を受けられます。
もし待機期間中に既往症の病状が急変したとしても、急性発症の場合は$25,000まで補償してくれます。
損害賠償責任保険
人の物を壊してしまったときなどに補償してくれます。
日本の留学保険ではもともと付いていることも多いです。
1年で保険料はいくら?
留学先がアメリカか否か、年齢によって金額は変わってきます。
私の場合、
- 留学先はアメリカ以外
- 30歳
- Eliteプランを選択
という条件で、保険料は1年間で$1116.9でした。日本円で126,802円でした。
(2019年5月5日支払い、クレジットカードの手数料込)
既往症も補償されるのに、日本の留学保険より安いです。
注意1:医療費は一旦自己負担(米国外)
とてもいい保険プランですが注意点もあります。
一つ目は留学先が米国外の場合、医療費は一旦自己負担し、後から保険会社に請求しなくてはいけないということ。
立替えた医療費は、領収書や指定の用紙を合わせて保険会社に請求すると、30日ほどで支払いがされるそうです。
日本やカナダの保険プランですと、病院ではなにも支払う必要がないプランもあるので、後から請求しなくてはならないのは不便だと思います。
ただし、大怪我や入院などで医療費が高額になる場合は、すぐに保険会社に電話をすれば、直接病院に支払いをしてくれるそうです。
病院の方でも、高額になる場合は患者ではなく保険会社に医療費を請求するというのが慣例なんだそうです。
注意点2:日本語窓口がない
webサイトも英語ですが、お問い合わせも保険金請求もすべて英語です。
まぁ、留学で英語圏に行く場合は「英語のみ」という状況は普通になるでしょうから、これも練習だと思えばデメリットではないかもしれません。
質問がある場合も「ライブチャット」(という名のお問い合わせフォーム)から落ち着いてできますし、拙い英語でも大丈夫です。大体1営業日以内に返信がきました(全然ライブじゃないw)。

画面右上の吹き出しマークをクリック!
チャットが始まっちゃうのかと思いきや…

普通のお問い合わせフォームでした(笑)
送信すると普通にメールに返信が届く(チャット画面に遷移したりしない)ので、落ち着いて文章を入力できます。
お問い合わせをするとき、「保険に加入するってなんて言うんだろう?」など、ちょっとした言い回しにつまづくことがかなりありました。
そんなときはGoogle翻訳やweblioと合わせて、サバイバルイングリッシュも参考にしました。
申し込んで1週間くらいでカードが届いた(5/16追記)

保険の支払いまで完了すると、すぐにメールで領収書や保険の請求に必要なIDが届きます。
このメールの情報だけで十分保険の機能は果たしますが、私はプラスチックカードも欲しかったので、その発行も依頼しました。発行手数料も送料も無料です。(速達にすると送料がかかります。)
速達にすると送料がかかるのですが、普通郵便でも1週間ほどで届きました!
まとめ
私の場合、「既往症も補償してくれる保険」ということが優先順位で1番だったのでこの保険に決めました。万が一のための保険なので、少しでも心配事は減らしてほしいですからね。
健康な方は渡航先の現地留学生保険の方がリーズナブルかもしれません。
留学エージェントや、留学先の学校に聞いてみるといいと思います。
ガンになったけど留学にいきたい!という方のお役にたってれば嬉しいです。
ではまた〜
今回私が加入した保険
International Student Health Insurance
保険に関する参考Webサイト